
神戸市佛教連合会とは
神戸市佛教連合会は、神戸市内の寺院と僧侶が宗派を超えて連携し、仏教の精神に基づいた活動を通じて地域社会に貢献することを目的とする団体です。その歩みは昭和時代に始まり、現在に至るまで地域の平和と共生を願いながら、さまざまな課題に取り組んでいます。
特に阪神・淡路大震災が発生した平成7年以降、1月17日に行われる「阪神・淡路大震災犠牲者追悼法要」は、連合会の活動の中でも大きな意味を持つ行事です。この法要では、震災で犠牲となった多くの命を追悼するとともに、震災の記憶を次世代へ継承することの重要性が語られています。また、4月の「花まつり」、7月の「仏教文化講座」、12月の「成道会」などの行事を通じて、仏教文化の継承と普及にも力を注いでいます。
震災当時には、被災者を受け入れる避難所や遺体安置所として寺院を開放し、多くの僧侶がボランティアとして心のケアに従事しました。この経験を通じて、寺院や僧侶が果たすべき役割、そして僧侶だからこそできることを改めて見つめ直しました。その結果、宗教施設が災害時に果たす役割が再評価されるようになり、自治体と災害協定を締結する事例が増えるなど、連合会の取り組みは大きな意義を持つものとなりました。
平成は、阪神・淡路大震災をはじめ数多くの災害に見舞われた時代でしたが、その中で「ボランティア元年」とも称される助け合いの精神が育まれました。私たちが震災から得た教訓は、単なる悲しみや苦しみではなく、人々が互いに支え合い、共生を目指していく力強さでもありました。連合会では、この教訓を基に、被災者の心に寄り添いながら、供養や祈り、儀礼を通じた支援を続けています。
新しい時代である令和を迎え、神戸市佛教連合会は、先人たちが築き上げてきた良き伝統を大切にしながら、現代に即した特色ある活動を展開しています。これからも、仏教の精神に基づいた「共生(共に生きる)」の理念を柱に、地域住民とともに平和で明るい社会の実現を目指し続けます。皆様のご支援とご協力をいただきながら、新たな時代にふさわしい仏教の在り方を追求してまいります。

神戸市佛教連合会の目的
- 本会は佛陀の精神に基づき会員相互の研修と親睦をはかり、佛法の宣揚につとめるを以て目的とする。
- 本会は非常時が発生し被害が生じた場合、佛陀の精神に基づき救援活動をするを以て目的とする。
【目的達成のための事業】
本会は目的を達成するために下記事業を行う。
- 佛教精神の普及・昂揚に関すること。
- 各区佛教会相互の連絡提携に関すること。
- 諸団体並びに諸管庁との連絡交渉に関すること。
- 会員交流の為の各種事業を行う。
- 災害及び神戸市佛教連合会会員に関わる重大事が発生したとき、救援活動をする為の基金をつくる。
- その他目的を達成する為に必要な事業を行う。